Webサイトへのスクリーンショット利用: Google関連サービス

capture

Webサイトを作成するにあたり、他のサイトやサービスのスクリーンショットを掲載したいケースが多々ある。
NagareLabのサイトにおいても、各サービスやソフトウェアの操作説明のために掲載している。
しかし、これらは他者の著作物であり著作権により守られるべきものである。また、商標登録しているものは商標権においても守られるべきものである。
そこで、著作権を侵害をせずにブログ等自社サイトにスクリーンショットを掲載する際の方法やルール記載する。

一つの手法としては「引用」である。「引用」とは他人の文章や画像などを自分の表現物に取り入れ、公開することを指す。これは他人の著作物を利用しても違法にならない手段の一つである。具体的な手法は以下ナレッジに記載する。

一方で、「引用」以外にも著作者が許可した場合、掲載は可能となる。その許可の前提として、各著作者はルールや規則を定めている場合が多い。
本ナレッジではGoogle関連サービスについての規則について記載する。

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WebサイトへのGoogle関連サービスのスクリーンショット掲載方法

Google LLC のブランドのガイドラインは以下に記載されている。この中でGoogleのブランド要素の利用シーンに応じた規則や、利用可否、リクエストおよび審査の必要有無などが記載されている。

WebサイトでのGoogle関連サービスのスクリーンショット掲載は、この中の、メディアでの利用シーンに該当し、下記規則に従う必要がある。

本記載からスクリーンショット掲載時の規則やルールは以下と読み取れる。

  • ブログ等WebサイトへのGoogleの商品登録されたアイコンやサービスのスクリーンショット利用はガイドラインに従えば、Googleの利用許可リクエストは不要となる。
  • スクリーンショットの利用の目的は、そのサービスや製品の説明のための利用となる。
  • 基本的には変更されていないスクリーンショットを利用する必要がある。つまり、ユーザーインターフェイスの外観を変更するなど、いかなる方法でも歪めたり変更したりはしてはいけない。ただし、軽く注釈が付けることが許可される場合もある。
  • 下記のような法的帰属および所属の顕著な免責事項を記載する必要がある。
    • “Google and [Product name]  are trademarks of Google LLC and this website  is not endorsed by or affiliated with Google in any way.”
      • 上記の [Product name] は下記 Google LLC の商標リストに記載の正式な固有名詞を利用する。
      • 上記の記載する位置は明記されていないが、下記の Google Search に関するガイドラインに ”画像の下” といった指定がなされている。そのため、そちら指示を踏襲して同様の位置に記載するのが無難である。

以上を踏まえた、スクリーンショットを掲載する際の例としては以下となる。

Google Workspace
Google and Google Workspace™ are trademarks of Google LLC and this website is not endorsed by or affiliated with Google in any way.

2019年以前のガイドラインでは、法的帰属の記載例は以下のようなものであり、現在は上記の通りに若干変更されているので、注意が必要である。

  • Google and the Google logo are registered trademarks of Google LLC, used with permission.

WebサイトへのGoogle関連サービスのスクリーンショット掲載時の注意点

Google Cloud Platform™ や Google Workspace™ ななど大多数のGoogle関連サービスについて、そのスクリーンショットをWebサイトに掲載したい場合、前述の手法で可能となるが注意点も多々ある。その注意点を以下に記載する。

  • WebサイトへのGoogle関連サービスのスクリーンショット掲載については、前述の利用方法にて規約やガイドライン遵守の上で利用許可リクエストが不要と記載した。しかし、Googleブランド要素の利用に関して異なる利用シーンでは条件が異なる。規約やガイドラインの遵守を前提に利用許可リクエストをせずに利用して良いシーン、Google LLC に利用許可リクエストを行い審査を経て利用してよいシーン、そもそも利用してはいけないシーン、の3パターンが存在する。詳細は以下を参照する。
  • 前述の通りWebサイトへのGoogle関連サービスのスクリーンショット掲載方法をまとめたが、Googleブランド要素利用時の全般的な利用規約やガイドラインは以下となる。利用ケースに応じて適宜、対応が必要がある。
  • 前述の手法はGoogle関連サービス全般的な手法となるが、特定のサービスにおいては規約やガイドラインが異なる。例えば、Google Maps, Google Earth, Google Street View, Google AdSense, Google Analytics, Youtube, Android などにおいては、スクリーンショットが掲載不可の場合や、利用許可リクエストが必要な場合などがあり、各サービスの規約やガイドラインについても遵守が必要であり注意が必要となる。詳細は以下を参照する。
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