Blenderとは無料で利用可能なオープンソースの統合型2D/3Dコンテンツ制作ソフトウェアである。 (オープンソースライセンスはGNU General Public License (GPL) )
本ソフトウェアは3Dモデリングやレンダリングといった3DCGコンテンツ開発によく利用され、オープンソースのフリーソフトウェアながら、AutodeskのMayaや3dx Maxといった有償のソフトにも劣らず、高機能で使い勝手が良く、広く利用されいてるソフトウェアである。また、対応プラットフォームはWindows、Mac、Linuxとなり、主要OSにて利用可能である。
本ソフトウェアは開発が活発に行われており、頻繁にアップデートがなされ、2021年12月にBlender3.0、2023年11月にBlender4.0、2025年11月にBlender5.0、がリリースされた。
本ナレッジでは、そのBlender最新バージョンへのアップデート方法 (インストール方法) を説明する。
Blender最新バージョンのダウンロード方法
公式サイトよりBlenderの最新版を取得する。
- 以下URLにアクセスし、Blender公式サイトのダウンロードページにアクセスする。
- 以下のようなWebページが表示される。
- BlenderをWindowsにインストールする想定であれば、画面中央の “Download Blender” のボタンをクリック。
- WindowsではなくMacOSやLinuxにBlenderをインストールする想定であるなら、 “macOS, Linux, and other versions” をクリックし、選択肢の中から適切なものをクリックする。
- 下記のような名前のインストーラを適切な場所にダウンロード。
- blender-x.x.x-windows-x64.msi
Blender最新バージョンへのアップデート方法 (Blenderインストール方法)
Blenderには自動アップデート機能等が存在しないため、アップデート方法としては新バージョンBlenderをインストールし旧バージョンのBlenderをアンインストールする必要がある。ただし、旧バージョンの設定を引き継ぐことは可能であるためアップデートともいえる。以下にその手順を示す。
(上記のため、本手順はインストール手順でもある)
- ダウンロードしたインストーラをダブルクリックする。
- インストーラが起動し、以下の画面が表示される。
- “Next” をクリック。
- Blenderのインストール先フォルダ指定画面が表示されるので、変更が可能である。以下のデフォルトのインストール先で問題なければ “Next” をクリック。
- C:\Program Files\Blender Foudation\Blender x.x\
- “Install” をクリック。
- インストールが実施されるので、完了まで少し待つ。
- インストールが完了すると下記画面が表示されるので、“Finish” をクリック。
Blenderの初期設定(設定引き継ぎ)
- インストールしたBlenderを起動。
- 新バージョンのBlenderの初回起動時、以下の画面が表示される。
- 旧バージョンのBlenderを既に利用していた状態でのアップデートの場合は、以下の画面の通り “Import Blender x.x Preferences” といったように旧バージョンの設定を読み込むためのボタンが表示されるので、クリック。
- “Language” を “日本語 – Japanese” に変更している場合は、”Blender x.xのプリファレンスをインポート” といったボタンが表示されるので、クリック。
- 以下の画面が表示され、コンテンツ開発が可能となる。
以上が、Blender最新バージョンへのアップデート方法 (インストール方法) である。
本手順にてBlenderが利用可能となるが、3DCGレンダリングを高速に実施するためにはGPUの利用が必要となる。その手順は別ナレッジにて記載する。